こけかかの項

創作同人サークル【こけかか】の案内

嫌よ嫌よは好きなのか?

"書き出し"というものは毎回悩みます。

実際に↑を書くにあたっても

画面を10分ほど凝視していました。

その間に2箇所も蚊に刺されました。

もっと刺すタイミングあっただろうに。

 

先日『メタモルフォーゼの縁側』という

マンガ原作の映画を観ました。

ちなみに原作の方は未読であります。

BLマンガオタクな女子高生(芦田愛菜)と

絵が綺麗という取っ掛かりから

BLマンガにハマっていく老婆(宮本信子)との

年齢差を超えて"好きなモノ"で繋がる

友情と青春に溢れた話でした。

原作を読んでいないからか

すんなりと映画として楽しめました。

マンガやら小説が原作の映像作品は

元を知らない方が素直に観れる気がします。

そんで観た後に気になったら原作を読む

というのが最近のブームでもあります。

 

初めて即売会に出店する際の

不安や葛藤などのネガティブな感情を抱きつつ

描きたい・描かねばならぬ欲に

抗うことができない様子には

初々しさと青春が詰め込まれていて

こちらまで昂る展開でした。

そして何と言っても一番良かったのは

同じ団地に住む幼馴染の男子高校生との間に

一切の恋愛沙汰がなかったことです。

 

それこそが素直に楽しめた

一番重要なポイントであり

何でもかんでも恋愛を絡めれば

いいってもんではないんじゃい!

...年頃の男女が揃うとやたらめったらに

恋愛恋慕の様子にしたがる作品が多い中

この作品は青春や思春期を軸としながらも

世代や男女を超えた純然たる友情を

通しているところにとても好感をもてました。

だからぼかぁ『マイ・インターン』も

『流浪の月』も好きなんだなぁと

改めて思いふけった次第です。

 

ただ、恋愛感情を抜きにした関係性を

気持ち悪いと感じる人もいると知り

全くもって難しいですネ。