押すな押すな(注:絶対に押すな)

日陰になった公園のベンチにて休憩中

イヤホンはめ込み音楽を聴いていると

ノイズキャンセリングを突き抜けて

蝉の声が賑やかな季節になりました。

音がデカければデカいほど

外敵に見つかる可能性が高まりそうですが

それでも成し遂げなければ成らない事がある。

そんな気概すら感じさせる大合唱は

改めて生命の強さを見つめ直す

良いキッカケになりそうな気がします。

次号の泥田は『推し』アンソロジーを

予定しているのですが

『推し』と『好き』は一体何が違うのかという

大変な初期段階で疑問に思っております。

ざっくりと調べてみたところ

元来アイドルとか俳優などの

人間に対して使われる言葉だそうで

「推しの〇〇」「〇〇推し」

といった使い方をするようです。

そう言えば自分も自然と使っていたなと

調べながら思い出しました。

けれどコレと言って『好き』との

明確刻銘な差異が分からんのですが

「人に薦めたいという感情」が

『推し』にはあるらしく

それは何となく分かった気がします。

つまるところ『推し活』なるものは

真夏における蝉の鳴き声と似ている

ということではないでしょうか。

周囲へのアピールや存在証明といった

何にも代えがたい生命を賭けた

成さねばならぬ強き行為にさえ思えてきました。

だいぶこじつけが酷い文末に

なってしまった感は否めませんが

次号の『推し』アンソロジーを

どうぞよろしゅう願います。

(※画像は近すぎたカラス)